時代背景がドイツ本国の最新版に近いため、早川書房の日本語訳しか 読んだことのない日本人(いやオランダ人、ブラジル人、フランス人、 アメリカ人だってそう) には解らない用語もポンポンと出て来る。また、<ロンドンII>という 宇宙船を舞台にしたやはり別のファンストーリーの続編的な 意味合いもあるのでなおわかりにくいかもしれない。 とは言え単独でも十分に楽しめるのはローダン本編と同じ。1つだけ ネタばらししておくと、3話からは早川版の読者にもおなじみの ジョーク・カスカルとサンダル・トークが活躍する。(なぜ、彼らが これほどの未来に生きているかは、ストーリー中で解説されている。 英語が読める方はhttp://www.proc.org/dorgon/english/html/cascal.htm を見てみると良いかも。)
始めの11話はモードレッドと呼ばれるテロリスト 勢力を相手にした「モードレッド」サイクルと呼ばれる。 12話からはモードレッドの背後にいたドルゴンが登場する 「M-100」サイクルが始まり、29話での艦隊戦でこのサイクルは終結予定。 30話からは、「島」サイクル が始まり、仇敵レテクロンがが再登場しているらしい。 島サイクルは49話で終わり、 第4サイクル「混沌の息子たち」は50〜74話で完結した。 時代はNGZ1296年、第1話で登場した謎の異星人カウ・トーンの少年時代の 回想から始まるらしい。 第5サイクルは「オシリス」で75〜99話の予定 というアナウンスがあった。
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