ソルと言えば我々の太陽であり、ローダンシリーズでは もっとも有名なローダンの旗艦の名前ですが、そのもの ずばりSOLという雑誌があります。 これは、ドイツ本国の出版社VPMの主催する公式ファンクラブ PRFZの機関誌で年4回発行されます。手元の最新刊はNo.17で 逆算すると1996年から始まった勘定になります。 2年ほど前にVPMのウエブでSOLのサンプル版の配布が行われている 事を知って、面白半分で申し込んだら地球の裏側までちゃんと 郵送してくれ、またその画質や内容がヘフト本誌をもある意味 凌ぐものであったこともあり、さっそく入会手続きをした次第です。 (PRFZは会費有料のファンクラブで、会費の送金やドイツ語の 壁に随分苦労しましたが、それはまた別の機会に・・・。) URLが変わっていなければ http://perry-rhodan.net/prfz/sol/probe.html でサンプル版を申し込めるはずです。また、PRFZへの入会は http://perry-rhodan.net/prfz/eintritt.html で申し込めます。 SOLの内容ですが、当然全てドイツ語。始めはイラストや写真を 眺めるだけでした(それでも十分楽しいですが)が、何冊も 続くとしだいに連載記事や特集の見分けがつくようになります。 # 多少はローダン関係の語彙も増えてきますし。:-) 最後に、SOL No.17の内容を簡単に紹介しましょう。 ・PR News ニュースです。(笑い) やはりPRFZの発行しているAFSシリーズ(アトランヘフトの続編) の紹介などがあります。 ・Langes Info-Center これは読者のQ&Aコーナーのようです。日本でも懐かしいミーチ・ ハニガンや今後のメインキャラクターの一人ロナルド・テケナーが 取り上げられています。 ・PR-Background 2000話からの主要舞台になる太陽系政庁に関する討論(CGのイラスト 付き)と、日本では未登場の作者Uwe Antonへのインタビューがあります。 (語学力不足につき詳細不明)それから、巻末に「太陽上の生命は フィクションか現実か?」というタイトルの解説記事や、おそらく グッキーが主人公で出版された絵本シリーズの読者からと思われる 子供の似顔絵等が紹介されていました。 ・Voelker-Datenblatt 連載記事でシリーズに登場する異星人を種族別にデータベース化した ものです。今回はおなじみのアラス。でもって内容は比較的良く解る。 簡単な歴史も紹介されホヌルやエプーホグ、ノオフォエアなどの エピソードもしっかり載っています。(余談ですが、BC3485年と2046年 頃にアトランとアラスの間に何らかの事件があった模様。無論ローダン ヘフトにもアトランヘフトにもそのような時間エポックは存在しない。 どうやら、日本では未訳のトラベルサンミニサイクルとアトラン 歴史冒険シリーズの最新刊のエピソードと思われます。) ・SOL-Thema 特集記事、今回は昨年末マインツで開催されたWeltcon 2000の紹介。 日本からも10名ばかしのファンが参加されたらしいが、記事では早川版 499/500話の到達が簡単に紹介された程度。ローダン作家陣がずらり と並んだ写真だとか、グッキーの縫いぐるみと並んだピーター・ テリッド(昨年死亡した作家)のイラストの写真だとかが見開き2ページ を使って掲載されています。 ・Phantastisch! この記事だけは良く解らない。先のSOL-Themaの記事のどまんなかに 綴じ込み付録のような形で付いていた。内容はStar GateというSF DRAGON(Soehne von Atlantis)というファンタジー、AstroCityという アメコミ?、そしてSTARWARSの映画の紹介。 ・PR-Satire 連載記事。架空のジャーナリスト、アルフレッドがシリーズの キャラクターにインタビューするというパロディ?今回の ゲストはイホ・トロトです。 ・Fanzene ファンクラブ紹介等の連載記事。今回はPROCがインターネット上 で行っているPERRY VERSUMというプロジェクトの紹介。(一応、私は PROCの会員でもあるので簡単に紹介すると、シリーズの舞台となる 惑星のどれか一つを申請し、その惑星についての紹介文を書いて 会員の力を合わせて全惑星リストみたいなものを作ろうという話です。) ・Story 読み切りの短編ファンストーリー。今回のタイトルは「Im Bahn der SOL」。当然、詳しく読んでいないのでSOLが太陽の事なのか 船のことなのか、この雑誌のことなのか不明。:-p その他、4コママンガや売ります買いますコーナー等ありますが 省略します。