第2章の図の説明
[図2--1]
ヘリカルコイルの巻き線則を\phi - \theta平面に展開したもの。
図中のAPはピッチ変調パラメーター\alphapを表す。

[図2--2]
磁気面関数の等高線。比較のために磁力線追跡で得られた
ポアンカレプロットのデータも○で示してある。

[図2--3]
\ell = 2ヘリカルコイルの作る磁気面に対する
コイルピッチ\gammacの効果。磁気面関数\Psiの極大値
の表れる位置が最外殻磁気面のX点に相当し、\gammacが
減少するにつれて磁気軸に近づいている。

[図2--4]
\ell = 2ヘリカルコイルの作る磁気面に対する
トロイダル磁場\alpha*の効果。磁気面関数\Psiの極大値
の表れる位置が最外殻磁気面のX点に相当し、\alpha*の
符号に応じて最外殻磁気面が広がったり狭まったりしている。

[図2--5]
ヘリカルコイルの有限幅の効果。
上図がヘリカルコイルを太さの無いフィラメントコイル
で近似して行なった場合で、下図がヘリカルコイルの形状(幅、高さ)
を考慮した場合である。
磁気軸近くの磁気面の形状には大きな違いは認められないが、
最外殻磁気面の大きさやダイバーター磁力線の挙動は
コイル内での電流に
影響を受けることがわかる。

[図2--6]
ヘリカルコイルのピッチモジュレーションの効果。
上図は
ピッチモジュレーション(\alphap)の無い場合、
下図は正の\alphapがかかっている場合である。
モジュレーション印加によって周辺部の12個の大きな磁気島が
消滅し、最外殻磁気面が大きくなっている。
また同時に、ダイバーター
トレースの厚みが減少し、ヘリカルコイルと
磁気面に閉じこめられたプラズマとの相互作用を避け
ヘリカルダイバーターを構成するのに好ましい配位
にもなっている。
